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2022/1 柳森KB教室通信 読めない人ってホントに読めないの?

引き続き「読めない・書けない」のお話です。今回は「読めない」人たちのことを取り上げてみます。

 

「読めない」人たち、診断名では「発達性読み書き障害」「ディスレクシア」などと言われます。では、本当にこの人たちは読めないのか?それは違います。「読むのが極端に遅いし、よく読み間違える」というのが「読めない」と言われる人たちの実態です(国立成育医療研究センターHPより引用)

 

「読むのが極端に遅い」とどうなるか。長い文章になると、終わりの方を読む頃には、最初の内容を忘れてしまいます。その結果、どんな内容が書いてあったのかわからない、つまり内容の理解に至らないのです。

 

「よく読み間違える」とどうなるか。内容を正しく理解することが難しくなります。つまり、どんな話だった?と聞かれても見当違いの内容を答えてしまうといったことがおこります。

 

 

学校に通う子どもの場合「読めない」困難に毎日・毎時間向き合うことになります。だから私たちは、読み書きの困難に丁寧に寄り添っています。