少しずつ、「読みの困難」のあるお子さんに対して使えるツールについてお話をと思います。まず一番有名な「マルチメディア教科書デイジー」について。
https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/index.html
一言でいうと「続かない」。あかつきで1年以上の継続率は0%。過去には岐阜県内の使用者数≒あかつきの生徒の使用者数ぐらいの時期もあったんです。今はあかつきからの申請者数ほぼゼロ。デイジー教科書を提供している「日本障害者リハビリテーション協会」の調査でも2年以上の継続率は2割以下という数字が出ています。きっと何か理由があると思います。
私たちが思う理由の1つは「学習はその過程を助けるだけではなくて、結果にコミットする必要がある」ということです。何かのCMみたいですが、「読むこと」だけでなく、「できた! わかった!」を支援するものが必要なのではないかと思うのです。