前々回から「しゃべりたいのにしゃべれない」、場面緘黙症のお話をしています。最終回は具体例をいろいろ。
【場面緘黙の方が困る事 いろいろ…】
代替手段(筆談やアプリ等)に頼るため、余計に話せなくなる(これが、私が随分前に経験した事例です。長期間支援しましたが、職員全員が一度も声を聞くことなく支援終了しました)。
学齢期だと、話し合いで自分の意見・考えを思うように言えないため、やりたくない事(○○係など)を押しつけられがちになる。
学校等で孤立しがち。これは緘黙の症状がある時もですが、ある程度克服してからもそうなるケースもあります。
入試で困ります。最近関わった事例だと、入試の面接時にアプリを使ってでないと、自分の考えを伝えられなかったそうです。入試は合格しましたが、担当の先生はどう支援をしていくか、すごく考えていらっしゃいます。