約2年ぶりの更新です。ちょっと備忘録程度にあげておこうと思うことがあり…。
放課後等デイサービスの業界に飛びこんで6年目に入りました、直近の課題は人材の確保。それも様々な年齢層の人材をどう確保していくのか、試行錯誤しながら様々なことにトライしています。
私の今のところの結論は「報酬単価が何とかならないと、そのうち人材確保で詰まってしまう」です。
多くの事業所は真面目に地道に取り組んでいます。過剰請求をしている事業所が報道で取り上げられることもありますが、そんなのほんの一部です。
私たちの仕事は「対人援助職」です。専門性をあげるために職員研修の充実など、教育・福祉系大学の学部講義レベルの研修を職員の皆さんと取り組んできました。
そして専門の学会にも参加し、自分たちの実践を発表し、異業種の人たちと意見交換もしてきました。人を育てていくのは時間も手間も、そして何よりお金がかかるのです。
そしてお金をかけて育てた人たちに報いるための報酬を支払うのもお金がかかります。そのお金はどう確保すればよいのでしょうか。
そうなると「報酬単価」の話になってしまうのです。はたらく人たちはみんな熱心に取り組んでいます。贅沢なことを言っているのではありません。
もし今後報酬単価が上がったとして、それを働く人のために使わない事業所は淘汰されます。なぜなら、人材確保ができないからです。それぐらい人材確保の状況はひっ迫しているのが現状です。
放デイの現場で働く人たちが安心して長く働ける環境を作るためには、表面的な対策ではなく、現実に即した抜本的な改善が必要です。この課題を解決するには、政治が責任を持って現場の声に耳を傾け、本質的かつ大胆な支援策を講じることが求められます。
今もいっしょに現場で懸命に働いている人たちが「やりがい」を失わずに、希望を持って働き続けられるようにするためには、待遇改善をはじめ、人材確保に向けた合理的な制度づくりが不可欠です。
さらに、現場の労働環境をより効率的にするため、無駄なコストがかからない仕組みや適切な規制も検討すべきだと思います。
現状のままでは、現場の疲弊が進みかねません。だから今声を上げることにします。
「共に放デイの現場を支える人たちの努力なくして、放デイの未来はありません。現場を支える人たちのモチベーションを守ることが、質の高い支援につながるんです。私たちのやりがいを軽視しないでほしい!」と